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「独裁制は滅びろ」タイ軍政に抗議相次ぐ 総選挙先送り 取り締まりは慎重に対応(西日本新聞)

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2018.02.13
 軍事政権が続くタイで、民主化を求める市民の抗議活動が活発化している。軍政が民政復帰に向けた総選挙を先送りする動きを見せたことに、国民の不満が噴出した格好だ。10日には首都バンコクで200人規模の集会があり、市民らは早期の選挙実施を訴えた。

 「独裁制は滅びろ」。10日午後、バンコク中心部にある民主記念塔。総選挙の早期実施を訴える市民たちがシュプレヒコールを上げ、言論弾圧を表す口や目をふさぐポーズで抗議を始めた。周辺には約300人の警察官が配置されたが「この集会は違法だ」と警告するだけで強制排除はせず、にらみ合いが続いた。

 2014年5月のクーデター以降、軍政は5人以上の政治集会を禁じている。しかし、軍政ナンバー2のプラウィット副首相兼国防相に資産隠し疑惑が浮上したことに加え、今年11月に実施すると約束した総選挙が来年2月ごろに先送りされる観測が強まると、国民が反発。小規模なデモが毎週のように相次いでいる。

 1月27日にはバンコクの商業施設前で、若者らが「軍政はもう交代する時期だ」と訴え、総選挙の早期実施を要求。今月に入ると、「出て行け!」と書かれたプラウィット氏に似せたお面を顔に着けた男性らが街頭に立ち、散発的に抗議活動を行っている。

 軍政側は強硬に取り締まれば、民主化のうねりに火を付けかねないとみて慎重に対応している。ただ、1月27日の集会に参加した39人には出頭を命令。一部に逮捕状を出すなど、弾圧の姿勢を強めつつある。
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