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原がつかんだ銅メダル 同い年のライバルとの競い合いを糧に

  • スポーツ
2018.02.13

原がつかんだ銅メダル 同い年のライバルとの競い合いを糧に

原がつかんだ銅メダル 同い年のライバルとの競い合いを糧に
ピョンチャンオリンピック、日本勢で最初のメダルを獲得したのはスキーフリースタイル、男子モーグルの20歳、原大智選手でした。同い年のライバル、堀島行真選手に注目が集まる中、悔しい思いを糧に手にした銅メダルです。
「行真が世界選手権を取って、僕がオリンピックを取るんだと思っていた」

銅メダルを獲得した直後、目に涙を浮かべながら原選手が発したのはこの言葉でした。去年3月、同い年の堀島選手が世界選手権で優勝し、一躍、注目を集める存在になりました。その大会で、原選手は体調不良のために欠場。スタートラインに立つことすらできなかった悔しさを胸に、ピョンチャン大会を目指してきたのです。

原選手の最大の持ち味はミスのない正確な「ターン」。一方で課題は「エア」でした。難度の高い「エア」を得意とする堀島選手に比べて得点が伸び悩み、国際大会で表彰台に立つことすらできていませんでした。課題を克服するため、原選手は去年の秋ごろから空中でスキーの先端などをつかむ技を加えて技の難度を上げようと練習に取り組んできました。

しかし、今シーズンのワールドカップの成績は9位が最高で、出場した6つの大会のうち3回は予選落ちしていました。一方の堀島選手は難度の高いエアを決めて先月のワールドカップでも優勝しピョンチャン大会でのメダル候補として期待が高まっていました。

そうした中で迎えた今大会。こぶが大きく、雪面も固いためにコースが非常に難しく、ターンが乱れて大きく減点されたり、途中で転倒したりする選手が相次いでいました。

迎えた準決勝、堀島選手はターンの乱れからエアの着地に失敗し、途中棄権しました。一方の原選手、ターンでは乱れることはなく、課題だったエアでも板を空中でつかむ技をきっちり決めて決勝進出を決めました。

「ミスをする気がしなかった」という原選手。続く決勝でフィニッシュした瞬間にはガッツポーズが飛び出しました。銅メダルを獲得した原選手は「今までつらかった。やっと報われたんだなと思った」と涙を見せました。

一方、棄権した堀島選手は「絶対、次の4年頑張って次は自分がメダルを取る」と雪辱を誓っていました。

ライバルに先を越された原選手はつらい思いを糧にモーグルの日本の男子選手で初めてのメダリストとなりました。原選手と、堀島選手。20歳の2人がこれからも競い合っていくことで日本の男子モーグルのレベルを大きく引き上げていくことを予感させるメダル獲得でした。
続きを見る NHK NEWS WEB

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