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【田村“狂四郎”の神髄 ペリー荻野】“俳優・田村正和”を作った当たり役 ニヒルなイメージがあったからこそコメディーで注目

  • 芸能
2018.02.14

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 俳優、田村正和(74)のブレークが、1972~73年放送の「眠狂四郎」(フジテレビ系)だ。その後も狂四郎を演じ続けてきたが、ついに17日放送の「眠狂四郎The Final」(同)でその幕を閉じる。

 眠狂四郎は転びバテレンと大目付松平主水正の娘との間に生まれたという出生の秘密を抱え、孤高に生きる剣士。その腕と美貌を狙う悪人といや応なく戦うことになる狂四郎は、時に必殺の円月殺法で世の矛盾までも斬り捨てる。原作は人気時代小説家、柴田錬三郎。

 田村の狂四郎がフジ系で放送されるのは72年のドラマ以来、半世紀ぶり。同じ役を50年近く演じられるのもさすがだが、気になるのは「Final」の文字だ。

 めったにインタビューを受けない田村が「ノンストップ!」(同)などで「キャリアを終えるきっかけを探す中でこの役をもう一度演じたいと思った」といった発言をしている。74歳の名優の言葉には重みがある。

 田村と狂四郎との出会いは、同じく柴田錬三郎原作の「岡っ引きどぶ」に出演したことだった。田村の役柄は岡っ引きどぶ(山崎努)を助ける盲目の与力、町小路左門。

 すらりとした姿勢で目を閉じたまま、暴れん坊のどぶの報告を聞き、助言する。その美しいたたずまいに柴田がほれ込み、狂四郎に推薦。後に自ら狂四郎の恩師「高輪の先生」役で出演もした柴田は、当時人気を集めていた「木枯し紋次郎」の汗くささに対して、田村の狂四郎は「タキシードを着て殺しをやるオーデコロンのさわやかさがある」と評している。

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