小平と高木美帆 認め合う2人のエース メダル2つ獲得の背景は

  • スポーツ
2018.02.14

小平と高木美帆 認め合う2人のエース メダル2つ獲得の背景は

スピードスケートの女子1000メートルで、小平奈緒選手が銀メダル、高木美帆選手が銅メダルと日本勢が1つの種目で2つのメダルを獲得する快挙を達成した背景には、世界トップレベルの2人が、互いを認め合いともに成長をしてきた関係性があります。
1000メートルは、小平選手が得意とする500メートル、高木選手が得意とする1500メートルのちょうど間の距離の種目で、日本の両エースはそれぞれの異なる強みをいかし、激しく競い合ってきました。

1000メートルは、最初の200メートルのあと、1周400メートルのリンクを2周滑る種目で、速いスピードをどれだけ持続できるかがポイントです。
小平選手の強みはスタートからの圧倒的な加速力で、序盤からトップスピードで入り、残り1周までに大きな差をつけてそのまま逃げきるのが小平選手のレース展開です。
一方、高木選手の強みは、スタミナをいかした滑りで、疲れが出てくる終盤でも大きくペースを落とさず、残り1周で追い上げます。

14日、先にレースに臨んだのは高木選手でした。全16組中、14組に登場した高木選手は、残り1周までは全体の7番目でしたが、最後の1周を持ち味の粘り強い滑りで全体の2番目となるタイムで滑りきりました。

そして、その直後にレースに臨んだ小平選手。序盤から加速してトップスピードに入った小平選手は600メートルを全体のトップで通過し、この時点で高木選手との差を0秒7ほどまで広げ、最後の1周ではスピードが落ちるも、その差を守り切りました。

ともに、それぞれの強みを発揮し、メダルを獲得した両エース。
レースのあと、高木選手は小平選手について「専門とする距離は違うが、切磋琢磨(せっさたくま)できるライバルが近くにいることはありがたく、自分にとっていい影響があった」と、これまでの成長に小平選手の存在が欠かせなかったと明かしました。
また、小平選手も「高木選手がはい上がってくる姿を見て、自分自身も勇気をもらった。オリンピックで一緒に競いあうことができてうれしい」と高木選手の力を認めました。

それぞれが、相手の存在を認め合うことでともに成長し、勝ち取ったメダル。
小平選手は「もう1つ高いところだったら最高だった」と、2人での表彰台の位置が、2番目と3番目だったことに悔しさもにじませましたが、次は、それぞれ最後の1種目でいちばん高い場所を狙います。

小平選手は18日に最も得意とする女子500メートルに、高木選手は19日に女子団体パシュートの予選に出場します。

ここまで、スピードスケートでは5種目が終了し、すべてオランダ勢が金メダルを獲得していて、スケート王国としての強さを見せつけています。
女子500メートルでは、この種目で2連覇中の韓国のイ・サンファ選手が、女子団体パシュートでは強豪オランダが立ちはだかります。

レースのあと「次はそれぞれのレースで金メダルを取れるように頑張ろう」と誓い合った2人。
日本の両エースが、次は世界のライバルを相手に金メダルを獲得することを期待しましょう。
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