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怪獣好きデル・トロ監督、女性に愛される怪物描く(日刊スポーツ)

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2018.02.14
 3月発表の米アカデミー賞で最多13部門ノミネートとなった映画「シェイプ・オブ・ウォーター」(3月1日公開)のギレルモ・デル・トロ監督(53)がこのほど来日し、日刊スポーツのインタビューに応じた。

 「この映画の出発点は『大アマゾンの半魚人』(54年)。あの映画の頃はクリーチャー(怪物)が当然のように悪者だったけど、僕はそれを逆にしたかった」

 米ソが核と宇宙の開発に覇を競う62年のNASAを舞台に、アマゾンから運ばれてきた謎の生命体(ダグ・ジョーンズ)と清掃係の女性(サリー・ホーキンス)が恋に落ちる異色のラブストーリーだ。

 「よそ者を恐れ、嫌う今の時代に愛と寛容な心を描きたかった」という。ヒロインは弱者であり、親友は黒人女性。トランプ政権への批判がにじむ。ヒロインのアパート1階はさびれた映画館で、テレビの普及に押され気味だった当時の名作映画への思いも映す。

 「ポイントはクリーチャーが女性の目から見て魅力的に見えるかどうかだと思った」。製作準備期間にクリーチャーのデッサンやスーツを家に持ち帰り、女性陣の意見を募った。「ヒップラインと唇が決め手だったね」と笑った。ヒロインは脚本の段階から「パディントン」シリーズのホーキンスに当て書きした。「クリーチャーに真剣に思いを寄せる目は彼女にしかできない。おかげで特異な世界がリアルにいぶいた」。

 大の親日家。「怪獣もの」の大ファンでもある。

 「ヒロインのアパートの壁紙は(葛飾)北斎の『鯉』をヒントにしました。中野ブロードウェーに行ったけど、お店が減っていた。ちょっと寂しいね」【相原斎】
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