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【神戸「正論」懇話会】「米朝の次は、日朝首脳会談が課題に」 阿比留論説委員の講演詳報

  • 政治
2018.05.17

神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで15日に開催された神戸「正論」懇話会の第4回講演会で、阿比留瑠比・産経新聞論説委員が「安倍政権と日本の将来」と題して講演した。主な内容は次の通り。

北朝鮮をはじめ東アジアや中東情勢をみると、世界は激変期にある。特にこの1年が重要だ。(5月22日に)米韓首脳会談、(6月8、9日に)カナダで先進7カ国(G7)首脳会議があり、6月12日にはシンガポールでトランプ米大統領と金(キム)正(ジョン)恩(ウン)朝鮮労働党委員長が会談する。もっとも、会談が決裂すれば米朝の緊張関係はさらに高まる。

外交をめぐって「日本は蚊帳の外」という人がいるが、日中韓サミットが2年半ぶりに開催された。さらに安倍晋三首相は中国の習近平国家主席と電話会談した。米朝首脳会談後は、拉致問題の解決に向けた日朝首脳会談の開催も課題になる。いま、日本は歴史上の分岐点に立っている。

■総裁選は首相盤石

昨年の衆院選は大義なき解散といわれたが、北朝鮮情勢や少子高齢化問題の国難を担う政権を決める選挙だった。そんな中、野党やマスコミは森友、加(か)計(け)学園の問題ばかり。各国大使館から本国へ「安倍政権は長くない」との情報が届けば、国際社会での発言力がガタッと落ちかねない。国益を損なう行為だ。

50%近かった安倍政権の支持率は30%台に下がった。それでも歴代政権と比べれば低くない。自民党内の支持率はさらに高く、総裁選はどうすれば負けるのか、という情勢だ。

自民党もだらしがない。憲法以外にも北朝鮮情勢や韓国の慰安婦、歴史問題があるのに、解決に向けて動く若手議員が少なすぎる。野党がまともであればいいが、しっかりしていない。

■憲法改正に道筋を

新しい首相になれば外交はゼロからのスタートだ。安倍政権の間にさまざまな課題に道筋をつけなければならない。

憲法に自衛隊を盛り込むべきかと国民に質問すれば「どちらともいえない」が多いだろう。しかし、内閣府の調査では自衛隊に好印象を持つ人がほとんどだ。

東日本大震災の直後、福島を訪れた。津波の被害を受けた商店のガラス窓には「自衛隊さんありがとう」と書いてあった。手書きのポスターも貼ってあった。国民の多くは自衛隊を支持している。誠意を持って説明を尽くせば、きっと憲法改正を理解してくれるはずだ。

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講演する阿比留瑠比産経新聞論説委員兼政治部編集委員 =15日午後、神戸市中央区の神戸ポートピアホテル(志儀駒貴撮影)

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