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梶裕貴、初著書大ヒットで「『先生』といじられる」(日刊スポーツ)

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2018.05.17
 声優の梶裕貴が17日、都内で初の著書「いつかすべてが君の力になる」発売記念イベントを開催した。10日の発売から1週間で累計発行部数3万部を突破する異例の大ヒットを受けて「小説家デビュー?」と聞かれると「僕、既にこの本のことで(先輩にアフレコ)現場で『先生』といじられているんで…やめてください!!」と照れた。

 梶は14歳で声優を目指し、04年にゲーム「帝国千戦記」でデビュー。09年に“声優界のアカデミー賞”と言われる「第3回声優アワード」で新人男優賞を受賞し、13年にはアニメ「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役に抜てきされるなど数々の話題作で主役を務めた。同年と14年に2年連続で主演男優賞を受賞した。

 今や男性声優でトップクラスの人気と実力を持つ梶だが今回、河出書房新社から10代後半を対象にしたYAシリーズ「14歳の世渡り術」新作の出版オファーを受け「いつかすべてが君の力になる」を執筆し下積み時代の苦悩、声優という仕事への思いなどをつづった。「14歳に向けた本のシリーズということで、僕も声優になりたいと思ったのは14歳。今の自分だからこそ、その子たちに伝えられることがあると思った。声優人生を振り返るということだったら、お受けできなかったと思うところもある」と語った。

 「いつかすべてが君の力になる」は、10日に発売された途端に完売店が全国で300軒以上も出たため、翌11日に緊急重版が決定。15日は3刷も決定した。梶は「僕は、ちょっと出版業界の情報に疎いので、よく分からないんですけど、書いた以上は多くの方に触れていただきたいと思うので、とてもうれしいし、いいものとして、そしゃく、吸収してもらえたらうれしい」と大ヒットに驚きつつも、喜んだ。

 文章を書くことに非常に苦労し、書き上げてからも5、6回、読み直したり編集担当者と修整、調整をしたという。「書ききることの難しさと同時に、軸という声優の仕事をしつつ僕自身、妥協はしたくなく、かなり時間をかけ、納得いくものに仕上げるのは大変だった」と振り返った。

 一方で、大ヒットを受けて今後、文筆業に再挑戦する可能性はあるか? と問われると「自分のことを書くのと、完全な創作物は、また全然違うと思う。面白そうだと思いつつ、絶対にやるぞというわけじゃなく、いつかまとまったら形に出来たらいいなぁと思います。むしろフィクションを書いてみたい」と語った。

 声優としての、今後の夢について聞かれると「今まで以上に声優という職業の面白さ、魅力が伝わったら。アニメも吹き替えも日本が誇れる文化。いい声、変わった声の人たちという認識じゃなく、声としてプロフェッショナルでやっているということを伝えられたら」と声優業への熱い思いを吐露した。【村上幸将】
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