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800年前の沈没船、「宝の山」が物語るもの

  • 国際
2018.05.17

沈没船は1980年代に発見されたもので、木製の船体は破損していたが、積み荷の中には何千点もの陶磁器のほか、象牙や香をたくための樹脂といった高級品が残っていた。

同船は中国南部の泉州からジャワ島のトゥーバンへ向かっていたと推定され、積み荷が回収された1996年当時の推定では、13世紀半ばから後半に沈没したと思われていた。

フィールド博物館は1990年代後半に、積み荷の半分に当たる7500点を寄贈され、2014年から中国や日本の専門家との共同調査に着手した。

その結果、一部の陶磁器は11世紀~12世紀にかけてつくられたものと似ていることが判明。加速器質量分析と呼ばれる放射年代測定技法を使ってさらに詳しく調べた結果、沈没したのはこれまで考えられていたよりも100年ほど早い、12世紀後半だったと思われることが分かった。

当時使われていた中国の地名が刻まれていたことも決め手になった。

樹脂や象牙は痛みがひどかったが、コルク状の付着物を取り除くと、まだ表面に光沢があり、甘い香りがしたという。

12世紀は世界で海洋貿易が盛んになり、開かれた経済貿易へと変わりつつある時代だった。研究チームは今回の発見を手がかりに、800年前のグローバル化に関連した長距離貿易網についてさらに詳しく調査したいと話している。

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